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華やかで颯爽と活躍する、働く女性のために


maojian works株式会社 代表取締役 毛見純子氏

創業年月 2007年12月 事業内容 オフィスドレス『kay me(ケイミー)』の企画・販売、 ビジネス英語など『kay me キャンパス』の運営、 法人への新規事業開発・マーケティング支援コンサルティング
資本金 3100万円 従業者数 15人
URL http://maojian.jp/

事業概要

 アパレルブランド『kay me』の運営、ビジネス英語コミュニケーションなどを展開する『kay me キャンパス』、および経営コンサルティングの運営という3事業を手がけています。 まず、『kay me』は、働く女性に向けたジャージー素材によるワンピースやスーツのブランド。機能性とラグジュアリーの融合をコンセプトにしています。生地に伸縮性があるので、長時間着ていても肩こりなどが防げます。また、自宅の洗濯機で丸洗いができ、シワにもならないので、仕事を持つ忙しい女性がクリーニング店に行く時間を節約できるというメリットがあります。 ビジネス英語コミュニケーションなどを教える『kay me キャンパス』は、2014年5月からスタートした新規事業。東京オリンピック招致のアドバイザリーとしても活躍した、ニック・フォークナー氏を講師として招いてネイティブと渡りあるくコミュニケーションのトレーニングをしたり、ビジネスライティングの通信教育を展開する「学び」の事業です。 経営コンサルティング事業は、主にIT系、金融系、エネルギー系といった業種の大手企業の営業やマーケティング、人材部門のお客様に対し、新規事業開発やマーケティング支援、リーダーシップ教育を中心にコンサルティングを提供しています。

創業の経緯

祖父母が着物商を営んでいたこともあり、子どもの頃から自分も30歳までには独立して事業を手がけたいと思っていました。30歳での起業から逆算し、大学を卒業後は大手教育サービス会社に就職し、営業職を志望しました。まずは営業力を身に着けなければ事業などできないと考えたからです。その後、より広い世界に接して経験を積もうと、外資系のコンサルティングファームに転じ経営戦略コンサルタントとして働きました。そして、31歳で独立しmaojian worksを創業しました。 独立前、先輩のアドバイスに従ってお客様を3社確保してからスタートしたので、順調に立ち上げることができました。 そして、創業4年目の2011年5月、『kay me』をスタート。これは、私自身が愛用していたジャージー素材のドレスについて「もっとこうしたい」という思いを具現化したものです。働く女性が、この服を着ていつも颯爽といてほしい、という願いを込めて自分自身でデザインしています。 『kay me キャンパス』は、日本人ビジネスパーソンの中には、卓越した実務レベルの英会話力に対するコンプレックスを密かに抱えている人が多くいることに着目してその問題解決に取り組んでいます。kay me のお客様を含めとても意識の高いビジネスパーソンのコミュニティ形成ができつつあります。

融資申し込みの経緯

『kay me』を立ち上げた当初は、銀座7丁目のマンションの一室で予約制サロンのスタイルで展示販売を行っていました。幸いにも売り上げが伸び始めたので、もっと多くのお客様に来てもらえるようにアクセスのいい場所で常設販売しようと考えたのです。そして、銀座4丁目に良い物件を見つけました。 銀座は入居にあたり敷金として10か月分前後を支払うなどのしきたりがあり、物件取得費や内装、備品購入などの費用も含め、資金調達を顧問の税理士に相談したところ、日本政策金融公庫を勧められました。

融資をめぐるエピソード

 当社は商工会議所の会員であることもあり、商工会議所にも相談し、融資申込書や事業計画書など所定の書類の作成にも協力をいただきました。審査を経て、融資実行までは1カ月程度しかかかりませんでした。この時は急な資金需要でしたが、手間や余計なストレスがかからずスピーディーに資金ニーズを満たせることができて非常に助かりましたね。

ビジネスの現状と展望

創業以来、業績は右肩上がりで推移しています。よく「戦略系コンサルティング会社は、プランをプレゼンテーションするだけで実際の現場での実践まで関わらない」との意見が聞かれます。それに対して当社は、例えば大手企業様の新規事業開発プロジェクトにアドバイザリーとして参画し、実際にプロジェクトの運営に関わりながらコンサルティングを行うという特長があります。先方の社員は、入社当時から大手企業で業務を手がけてきているので、事業を起こすといった経験がありません。これに対して、自分一人で事業をスタートし、その後小さな規模ながらも主要な百貨店のすべてと口座を設けてもらうといった交渉術から、ブランディングやマーケティング戦略、営業組織編成まで、私たちのノウハウに素直に耳を傾けてもらえていて、意外とシナジーが生まれています。『kay me』という“実業”を手がけ、成功させていることもコンサルティング事業への信頼感の醸成に役立っていると思います。『kay me』は、次に世界ブランドへの飛躍を期して、世界の経済やファッションメディアにコンタクトを取ろうと動き始めたところです。ジャージードレスのブランドは欧米にもありますが、手入れにかける時間を短縮できる素材の機能性や、“和”を想起させるデザインなどが世界のワーキング・ウーマンにも気に入ってもらえると信じています。また、『kay me キャンパス』も多くの方に利用していただくことで、世界で活躍する日本人女性を支援していきたいと考えています。

これから創業を目指す人へのメッセージ

 ビジョンを思い描くことが何より大切なことだと思います。鮮明かつ具体的なビジョンを描くことで、その実現に向けてアクションを起こしやすくなるからです。 私の脳裡には常に、華やかで颯爽としていて、大輪の笑顔で活躍している働く女性の姿が鮮明に浮かんでいます。そういった女性が一人でも増えることを目指して、これからもビジネスに取り組んでいきたいと思っています。