創業融資のご相談なら日本政策金融公庫 国民生活事業 ドリームゲートプラザ 運営:DREAM GATE

第八回 創業のこぼれ話 京都編


 はじめまして。こくきん創業支援センター京都 所長の城 龍二郎です。東京から京都に来て1年半になります。初めての関西、そして単身赴任勤務ですが、京滋地区のお客さまの温かさに触れ、充実した毎日を過ごしています。

 京都は全国で最も老舗企業の割合が高いとされている地域ですが、創業マインドを持つ人が少ないというわけではありません。実際、創業セミナーを開催すれば常に満員御礼です。ただし、創業セミナーに参加した人が皆、順風満帆というわけではありません。なかなか創業に踏み切れない人、創業しようと決意するも資金調達がうまくいかない人、創業したが思うように業績が上がらない人など、現実は厳しいものがあります。

 こうした現状を目の当たりにし、2011年度、こくきん創業支援センター京都が特に力を入れたのが創業セミナーの充実です。創業セミナーは、各地で開催されていますが、春や秋の開催が一般的です。創業者はセミナーの開催時期に合わせて創業準備を始めるわけではないので、「タイムリーにセミナーを受講することができない」という創業予定者の悩みが生じていました。そこで、私は「毎月、創業セミナーを開催する」というミッションを掲げたのです。

 このミッションに賛同してくれたのが、公的な創業支援機関である財団法人京都高度技術研究所(ASTEM)です。ASTEMと共同して創業セミナーを毎月開催し、毎回定員(15名)を越える参加申込があります。参加された方から「無料セミナーの域を超えている」といったありがたいお言葉までいただき、大変好評を博しています。今年度は「セミナーⅠ『いまさら聞けない起業って?』」と、「セミナーⅡ『事業計画ってなあに?の答えが見つかる!』」の2回で1セットといった内容でしたが、来年度は「セミナーⅢ」的なものを追加し、さらに踏み込んだ内容にしていきたいと考えています。

 京都で創業する方の特徴として、「京都が好き」という想いが強い方が多いように感じられます。これは特段悪いことではありませんが、「京都のこの辺りで創業したい」といった想いがことのほか強い方は、物件探しばかりを優先してしまい、業界での下積み経験や計画自体をおろそかにしがちです。また、京都ならではの「町家」を活かした創業も近年ブームとなっていますが、改装費用が過大となり採算ベースに乗らない計画も散見されます。


写真提供: 京都デザイン

 私が創業支援に携わってきた地域の中でも京都は創業支援態勢が充実していると思います。前述のASTEMの他、京都産業21、京都商工会議所など多くの機関で創業の窓口相談を行っています。確実に夢に近づくためにも、まずは創業セミナーで創業の“いろは”を学んでください。そのうえでお近くの創業支援機関へ相談に行き、創業計画の“課題”を発見してください。そして“小粒でピリリ”とした創業計画書を携えて公庫の窓口に来てもらえれば嬉しいです。

 こくきん創業支援センター京都が主催する次のセミナーは、来る3月22日(木)に、京都商工会議所で行います。今回はドリームゲートとの共催で「営業の極意」が学べるセミナーです。このセミナーで「お客様の心をグッと掴む」営業手法を学んでいただければ幸いです。

詳細およびお申込はこちらからお願いします。 → http://www.jfc.go.jp/k/sinkikaigyou/center/09_kyoto/index.html