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おもちゃ屋開業にあたっての税務・領収書について


木のおもちゃ、絵本のお店を個人事業で開業しようと思っています。
開業前の費用(設備資金、初期仕入費など)は経費として申告できるのですか?
また、領収書をもらう時の名前は、個人名ですか?それとも屋号でもいいのでしょうか?
個人事業の場合、領収書などの名前は屋号・個人名どちらでもいいのでしょうか?

A 回答

さて、ご質問の件ですが、税務上、経費としてみとめられるためには、一定の要件をみたす必要があります。これは項目よってことなります。設備資金ですが、これは設備を購入した時点では全額費用として計上することはできません。設備は何年間も利用できるものです。税務上の考え方は何年間にもわたって利用できるようであれば、費用計上も何年間にわたって計上していきましょうという考え方です。例えば、100で設備を購入したとします。また、この機械が5年間にわたり利用でき、5年後に10でスクラップ売却できる場合を想定します。この場合、初年度に費用計上できる金額は、18となります。算式は以下のとおりです。
(100−10)÷5=18
これは100で買ったとしても将来10でうれるのであれば、その分は投下資金が回収できるのですから費用計上はできませんよ、かつ5年間利用できるので、費用計上も5年間渡り計上しましょうという考え方です。だから1年目の経費として認められるのは18が上限となります。この経費処理に関しましては、個別資産毎に何年で費用計上するか、税務上決まっていますので、個別にチェックする必要があります。また、スクラップ金額は5%で計算されます。また、上記のように費用金額を毎年均等にする方法もありますし、当初の経費を増やして徐々にへらしていく方法もあります。例えば30、20、15といった具合です。これも税法上、細かく規定されています。
また、初期仕入費ですが、これも仕入れただけでは経費としては計上できず、仕入れた商品がうれてはじめて経費計上が認められます。売れるまでは、在庫として資産計上となり経費計上は認められないのです。従いまして、開業前には売上もないと思いますので、そのような初期仕入費用は売れるまで、原則、経費計上は難しいです。

通常の経費に関しては、それを使った都度、経費処理が認められます。

次に領収書の件ですが、基本的な考え方で言えば、形式基準ではなく実態として何に使ったが重要となります。その意味では、個人名でも屋号でもいいという議論はできます。しかしながら、実際問題としては、個人で利用したものと事業として利用したものとを明確に分けるために、屋号でもらっておいたほうが無難と思います。

以上、よろしくお願いいたします。