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運転資金の調達方法について


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おかげさまで何とか5年目を迎えました。
売り上げが上がりましたが、先行投資の大きい中、運転資金に窮しております。
信用保証協会が資金を出してくれません。
正確に言うと第3者保証人をつけろと言うのです。
この時代にそうそう頼めるわけでもなく、今後仕事が大きくなる中で資本金の導入を考えるべきかと思いますが、さりとて誰でも良いというわけではありません。
もちろんその価値があるかどうかですが、それをはかっていただく機会があれば教えていただきたいのですが、よろしくお願いいたします。
日本中が無添加の美味しいパンをたやすく買える時代を作りたいと考えております。
よろしくお願いいたします。

A 回答

早速ですが、お伺いした内容から想像した範囲内での 資金調達方法を考えたいと存じます。

今回の場合、株式会社で創業後3年経過で、信用保証協会が資金を出してくれないと言うわけですね?
何故信用保証協会が第三者保証人をつけろと言うのか、詳細は会社の申告書や総勘定元帳を拝見しないとわかりませんが、私の勝手な想像ですが、一般に金融機関が融資を渋る原因としては、事業が順調でないか、融資の回収が困難になると判断しているからです。

会社のホームページを拝見させていただきましたが、事業内容は大変素晴らしいものですね!
それに、売上も順調であるとのことですから、恐らく 1.売掛金の増大
2.経営者からの未払金・未払費用・借入金等の債務の増大
などが、信用保証協会が有志に難色を示す原因なのではないかと思います(もちろん、過去に融資事故はなかったものと判断します)。

そこで、まず1の場合ですが、売掛金や未回収の債権(未収入金など)が増大すると、会社は運転資金に窮するするのが普通です。そこで、現在、経済産業省の制度で「売掛債権担保融資保証制度」というのがございまして、要は、未回収の売掛金や未収入金を担保にして、信用保証協会が融資をしてくれる、という 制度があるのです。これを利用すれば、新たな借入を起こさずともある程度の資金調達は可能です。もちろん、この話の前提として、売掛債権がなければならないということと、窓口はあくまで金融機関なので、融資の可否は金融機関の判断に負うところが大きいという点が、懸念材料となります。
ご住所を拝見すると本店が秋田県ということで、実は残念ながら、秋田県はこの制度にあまり積極的ではありません。ところが東京都は、この制度の実施にかなり積極的です(全国では兵庫県に次いで2番目に融資の実行件数が多いです)。従って、東京都において、金融機関と交渉なさってみて下さい。なお、中小企業庁のHPのアドレスを下に示します。参考になさってください。

参考:売掛債権担保融資保証制度(経済産業省中小企業庁HP)
http://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/urikake_index.htm

もう一つ、経営者に対する債務が多い場合ですと、金融機関は経営者の給与が運転資金に回っているのだと判断し、融資の回収が困難になると予想して、融資を渋るケースがございます。
先行投資が大きかったとのことですから、設備購入資金の返済(未払金)や減価償却費が多いということですので、赤字か、もしくは債務超過(貸借対照表の資本の部が赤字)にはなっておりませんでしょうか?そういったケースでも、金融機関は融資を渋るものです。

これ(債務超過)を解決する方法としましては、債務を資本金へ振替るという、「債務の現物出資」の方法がございます。これは、未払費用などの債務を株式にしてしまって、もう払わないものとするものですが、今年の4月1日以降、商法の改正で、弁護士・会計士・税理士などの証明書があれば、簡単に手続ができるようになりました。もちろん手数料等はかかるものと思いますが、顧問税理士などにご相談頂き、この方法を取って債務超過を解消するのも、金融機関に対してきれいな財務諸表をみせることができるようになるという意味で、考えてみてはいかがかと思います。