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カフェ開業の事業計画について


現在、自分の好きな分野を生かすべくアジアンカフェをオープンできないかと考えています。
お伺いしたい件は
・自分の考えているプランが現実的であるか
・この販売展開案で独自性がだせるか
・プランに関して不足している点や修正すべき点
などをご指示いただければと思います。
前提として数字(設定価格/純利益目標)に関しては現状は他店舗などを参考にしたものです。また、長期的な展開につきましては今のところ漠然とした考えしか持ち合わせていませんので省いております。

■事業コンセプト『大人のアジア時間を過ごせるカフェ』
ターゲットは20歳以上の女性。自分の空間をつくりたい、日常の中の非日常を充実させたい人のための喫茶スペースを目指す。

■空間イメージ
日進、長久手、本山、覚王山など住宅地で近郊に大学がある場所。店舗面積は10坪程度。席数は15人程度。

■販売商品
「各国飲料各種15種類程度」
飲み物により器(茶器、グラスなど)を変化させることで雰囲気を演出。お茶に関してはお湯をポットで提供し、何杯か飲めるようにする事でお得感を演出。
「アジアンスイーツ5種類程度」
サイズを小さくし、複数選べるセットにしての販売にすることでお得感を演出。
「アジアン料理5種類程度」
デリスタイルでの販売。量り売り、テイクアウトを可能とし、調理時間の軽減させる。
「中国茶、茶器、アジアン雑貨」(スペースや仕入れなど可能であれば)
自分が趣味でつくっている雑貨含め、レンタルボックスの提供などもやってみたい。

■競合性
他の喫茶店やファミレスとの差別化としてネットワーク、情報発信源の確立を目指す。具体的には海外事情の紹介、海外旅行の紹介、テーマを設けた限定商品の販売など。

■販売計画/売上計画
飲料の価格を300円〜600円程度、スイーツの価格を300円~500円程度の予定(価格設定は現状他店舗を参考)。ターゲットを考慮しメイン商品を飲料とスイーツにする。セット販売等することで1人あたりの購入単価アップを目指す(目標800円/1人)。
売上目標として(800円×20人×25日)×12ヶ月=4,800,000
純利益目標を35%とする。

■広告手段
各種メディアに対してはメールによる告知(HPによる店舗紹介)を行う。
近隣に対してはポスティングと地域のフリーペーパーなどへの掲載を行う。
カスタマーサービスとしてポイントカードを用意する。

■現状の不備
調理技術の不足、流通経路がない、外装/内装/什器の知識不足→イメージに近い喫茶店に勤務する予定。
開業資金。収めたい金額目標は250万円→この範囲以内であれば調達が可能。
メニューのボリュームが実現可能かどうか→シミュレーションで検討。

以上になります。よろしくお願いいたします。

A 回答

ご質問の件ですが、順番にお答えさせていただきたいと思います。

・自分の考えているプランが現実的であるか
まずこちらについてですが、空間イメージ(立地)などもしっかり考えられており、また、現時点での課題も的確に把握されておりしっかりと現実を見据えているプランであると思います。課題が見据えられてさえいれば、あとはその解決に向かって着実に進んでいけばいいのです。

ただ、ビジネスの観点ではやはり「適正な利益が出せるかどうか」という部分が重要になります。その点においては一つ気になる点がありました。それは、店舗についてです。プランの中では

店舗面積は10坪程度。席数は15人程度。

とありますが、これに関しては正直なところ席数が不足するかな?と感じます。おそらくスモールスタートではじめたいとのお考えからこれぐらいの規模をということで考えられたのでしょう。しかし、飲食店の場合には、ある一定の席数がないとなかなか「落ち着いた雰囲気」を出すことが難しく、お客様のリピートに繋げにくいということが考えられます。最低でもゆったりと25〜30席程度を用意できるような形の方が良いのではないかと思います。

・この販売展開案で独自性がだせるか
独自性を出すということは、「来客したお客様が驚きを感じられるかどうか」ということです。「ね?驚いたでしょ?」と言わせられるような「何か」を提供することを求め続けていけば、そこに独自性が生まれていきます。今回のプランの中では、コンセプトなどがはっきりしているため、これをさらに煮詰めていくことで「真の」独自性を生み出すことが出来ると感じました。そのためには、まず、「お客様は私のお店に何を求めて来るのか?」ということを想像してみてください。そして、その求めに応えていくために、私はお客様に何を「約束」するのかを考えてみてください。そうすると、きっとそこには「独自性」の方向性が見えていくと思います。約束は、「ここにしかないメニューがある」でもいいですし、「どこよりもアジア」でもいいですし、「マスターやスタッフがどこよりも親身」でもいいのです。これがお客様の求めとあっていれば、それが独自性となっていくのです。
また、この他の誰とも違う「約束」を守り続けることで、「約束」が「ブランド」へと昇華し、無二の財産となっていくのです。お客様以上にお客様のことを一生懸命考えていけば、その先では何よりも大切なモノを得ることが出来ると思います。

・プランに関して不足している点や修正すべき点
このプランの中で、やはり「鍵」となるのは販売メニューの構成や価格帯などについてであると思います。その点では、現在のものをベースとして、もう少し煮詰めた方がよいのではと感じます。
最も良い方法は「視察」に行くことです。同種のアジアンカフェだけではなく、ターゲットとしている層(20代以上の女性)が行きそうなところを逐一チェックし、その購買行動や価格帯などをつぶさに観察することで、良いアイデアが生まれてくると思います。そのときに、「お客様は私のお店に何を求めてきているのか?」という根本のベースを忘れずに、常に軸を一定のところにおいていただくことが必要です。