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手洗い洗濯サービスの届出手続・必要資格について


主婦仲間で検討した結果こちらの方でまずはご相談させて頂く事になりました。よろしく御願いします。
手洗い洗濯サービスを考えています。
ドライクリーニングではないタオルや下着など身近な洗濯物を扱うお店です。初めは一人暮らしの学生やお年寄りを対象に、手ごたえがあればいずれは学生寮や企業の独身寮などを扱えればと思っています。
以前コンビニ会社が一種のサービスとして東京の方で始めたという記事を見たのですが、具体的にどんな資格がいるのかがわかりません。
衛生管理者やクリーニング士、繊維についての資格などが手洗いの場合いるのか、またお店として出すにあたって何か届け出が要るのかなど疑問はたくさんあります。
また開業するにあたっての具体的な準備などがわからないのが現状です。
衛生的なものを扱う業種になると思いますのでいろいろ検討は必要かと思っていますが、まずは以上のことを教えて頂ければと思っています。
よろしく御願いします。

A 回答

ご質問の手洗い洗濯サービス事業についてのことですが、「手洗い」であったとしても「ドライクリーニング」同様の届出手続が必要になります。

具体的にはクリーニング所の開設届を提出(所在地を管轄する保健所の生活環境課あて。届を提出する際には検査手数料16,000円が必要です)⇒施設の検査(現場を立ち入り検査する)⇒確認済証の交付⇒営業開始という段取りになります。通常特に問題ないケースであれば開設届提出から1〜2週間あれば営業が開始できます。

手続自体はそれほど複雑ではないですが、資格証明書や営業施設の図面なども必要となります。特に営業施設は基準に合った施設を用意しないと検査に合格することができません。具体的な条件はいろいろとありますが、
・業務用の洗濯機及び脱水機を各1台以上備えつけること
・洗い場の床はコンクリートやタイルなど汚水が浸透しないように造られているもの
・住居と営業施設は区別されていること
・洗い場の広さは最低9.9平米以上とすること
・仕上げ場の広さは最低9.9平米以上とすることなどです。
それ以外にも細かい条件が定められています。

前回までのお話から察すると自宅を使って…ということかと想像しますが、その場合、ある程度改築等を行わないと基準に適合しないであろうと思われます。(実際は事前に保健所に施設の図面持参で相談に行くと、ある程度基準に達しているかどうかが判断できます。)

次に資格に関しては国家資格の「クリーニング士」が必要です。その他の資格については開設届用としては特に求められませんが、クリーニング業務の内容、規模等によっては他の資格が必要になるかもしれません。(手洗いサービスであれば、その他の資格は不要かと思いますが…。)

ところで「クリーニング士」の資格をどうやって取得するのかについては私もあまりよく知りませんでしたので、先ほど愛知県クリーニング業協会の方にお尋ねしてみました。それによると特に必要な受験資格などはないということでした。ただ全くの未経験者の場合は、合格することが難しいだろうとおっしゃっていました。
というのも、試験の内容として「指定時間内のアイロンがけ」や「繊維素材の鑑別」など、実技部分も含めて試験されるという理由からのようです。ですので一般的にはクリーニング店で勤務しながら学校に通って資格をとる…という方が多いそうです。なにぶん衛生関連の仕事ですので、いろいろと勉強する範囲は広そうですが、その辺りも試験範囲の中に入っているようですよ。

手洗いサービスのみと言ってもそれ相応の設備や資格が必要なのでなかなかハードルが高そうですが、本気で取り組む気があれば決して不可能なことではないと思います。

施設を整備するにはお金が、資格を取るには時間と経験が必要となります。また実際に事業を始めるとなると何よりご家族の理解が必要です。焦らずじっくりと今できる事から準備をなさっては如何でしょうか?
お近くのクリーニング店でまずはパートで実務経験されるのも良いかもしれませんね。