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住居付き店舗を借りる際、住宅ローンが組める可能性はどのくらい


両親から理容店を引き継いで2年になりました。
店舗は雑居ビル内のテナントとして営業しており、住まいは店舗の近くでアパートを借りている状況です。

売り上げはそこそこあるのですが、店舗とアパートの家賃、お客様用に借りている駐車場を合計し、月に17万の支払いになります。
現在赤字にはなっていないのですが、将来を考えるとかなり不安です。
そこで、現在の店舗を父の名義に戻し、私は店舗付住宅にて営業、独立しようと思いました。
しかし、売り上げから経費、父と妻の給料を引いたら、私の給料は微々たるものになってしまい、店舗付住宅を購入する際の融資が銀行から受けられなくなってしまいます。

自営業者によくある話らしいのですが、子供の将来を考えるとかなり不安です。
返済計画とすれば、1ヶ月の来客数を150人、客単価を3000円と設定すれば売り上げは45万円。年間で540万の売り上げになります。
返済は年間で180万、1ヶ月15万は返済できる計算になります。
これぐらいの金額なら、無理なくやっていけると思うのですが、現在資金は300万しかありません。
やはり、厳しいのでしょうか。

A 回答

今回のご質問はいくつかの相談項目に分かれると思います。
1.お父さまとの関係
2.店を借りるか、住付きにして買うかと言う選択
3.住宅ローンと自己資金
4.理容院の経営の問題

1に関しては、何か他にからみがありそうですね。
今の店をお父さまに戻し独立するのに、お父さまに給料を払うと言う当たりに、ご家族のご内情があるのかなあとご推察いたします。

2に関しては、確かに住付き店舗を買うというのは理容院経営にはコストダウンできる良い選択ですね。ただし、間違いなく10年以上はそこで繁盛できると言う自信がもてる立地である事が必要だと思います。購入のデメリットは、簡単に移動できない、そこに根を下ろしてしまうと言うことですから、ローンを背負っている人にはそれは大きなリスクとなってきます。

3の住宅ローンですが、大変利用しやすく有利な融資ですから、これを事業に活用すると言うのも良いアイデアだと思います。
しかし、開業後3年の実績が必要だったり、返済比率が3割以下(45万の月収なら13.5万円まで借りれる)だったりと制限があります。ご本人としては返せないことはないと言う思いでしょうが、第3者的にみても現状で月15万の固定した返済を負うのは、正直厳しいと思います。
自己資金の300万は、イザと言うときの生活資金ですから大事に取っておきたいですね。

的外れかもしれませんが、私としては今回のご相談のポイントは4ではないかと勝手に推測しました。
「微々たる給料」に将来の不安を感じられるのは、とても理解できます。ご家族のためにも何とかしたいですよね。
平凡な回答ですが、まず売上をあげる方法を検討されるのがよろしいかと思います。そのためには月の客数150人を増やすことです。今はどんなご商売の仕方ですか?競合店はいくつありますか?競合店と差別化しているのはどこですか?

店の内装、店員の服装、お客さんへの演出効果などなど、髪の切り方・技術よりも全体的な雰囲気が、客向きでない、というか理容士さんたちの常識、業界の固定観念に向いているのを感じます。これは一言で言うと、経営者の意識の問題です。
お店も見ないで勝手な評論してすいません。今も素晴らしい経営をしているかもしれないけれど、もっと良くするのもやはり、経営者の考え方、創意工夫、そしてふさわしい人の助言を求めることではないでしょうか?

店舗立地についても、賃料が下がり続けている中で色々な戦略が考えられます。常識をくつがえす様な出店で、お店を増やすことも可能な時代が来ました。

理容院はどんな世の中になっても絶対になくならないご商売です。
ただ淘汰される時代が来ているだけです。
しかも、場所があれば大きな投資をしなくても腕だけで稼げる素晴らしいご商売です。恐らく現状が損益分岐点ぎりぎりの売上なのだと想像します。今の売上を突破していけば、そのまま増えた分が利益として残っていく、そんな胸突き八丁の正念場なのではないでしょうか?